ロースハムおよび「かまぼこ」に対するキウイフルーツ果肉の影響

 
 

ロースハムとキウイフルーツスライスを密着させて、室温で5〜6時間も置いておくと、写真のようにハムはボロボロになる。ところどころ溶けたように、ドロドロになっている。

かまぼこ(約 1 mm厚)とキウイフルーツスライスを密着させて、室温で5〜6時間も置いておくと、写真のように溶けてしまう。
        

 キウイフルーツ果実に含まれているタンパク質分解酵素であるアクチニジンの作用によって、ハムやかまぼこ等は、このように溶けてしまうので、お弁当などにキウイフルーツを入れるときには、タンパク質性食品と直接接触しないよう十分に気をつけたい。ただし、アクチニジンを含まないゼスプリ・ゴールド(ゴールドキウイレインボーレッド香粋などの品種であれば、このような変化は生じないと考えられる。(クエン酸やキナ酸などの影響で、酢でしめたような変化はあるかもしれないが。)