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レシピ No. 1  キウイフルーツジャム

 キウイフルーツはジャムの良い材料になります。 たくさん採れた場合や、人からもらったけれど、食べきれない場合などには、ジャムに加工するのも良い方法です。 種がアクセントのおいしいジャムに仕上がります。
 ただし、ジャムにすると、キウイフルーツ果肉のきれいな緑色が、くすんだ緑色〜オリーブ色に変色してしまいます。 これは、果肉自体に含まれている酸(クエン酸やキナ酸など)と熱によって、 クロロフィルがフェオフィチンに変わるためです。 この変色を抑える方法は、残念ながらありません。
 下記の方法でジャムを作製すると、200〜250gのジャムができ、その糖度はだいたい45〜55%程度になります。 お好みによって、グラニュ糖の量を加減してください。
用意するもの(材料)

キウイフルーツ  (グリーン) 中型 3個
(果肉250gに相当)

グラニュ糖  70〜100g

ペクチン  2g (なくても可)

(近所でペクチンが見つからない場合は以下のネット販売でどうぞ)


用意するもの(器具)

ホーロー鍋 あるいはステンレス鍋  (直径15〜18cm)
(鉄やアルミの鍋は不適)
ペティナイフ(包丁)まな板
木杓子

あく取り
料理用はかり
レードル(お玉)

(お断り) 以下の写真は、大量に作ったときのものを掲載しています。
1.果実を洗った後、皮をむく。 枝付部分(果梗部)の硬い組織は、必ず除くこと 。 皮や毛が混入しないように気をつける。

2.果肉をいちょう切りにして、鍋に入れる。 果実が硬めの場合は薄めに切り、逆にやわらかい場合は厚めに切る(好みで調節する)。

3.グラニュ糖半量(35〜50g)を鍋に入れ、中火にかける。

4.木杓子で混ぜながら、焦がさないように加熱する。 最初、汁気が出てくるまでは、特に焦がさないように注意が必要。
5.沸騰したら、あくを取りながら弱火〜中火で5分間ほど煮る。
6.残りのグラニュ糖(35〜50g)とペクチンとをよく混ぜ合わせてから鍋に入れ、すばやくかき混ぜる。

7.弱火〜中火でさらに3〜5分間煮詰め、少し粘りが出てきたらできあがり。 ジャムは冷えると粘度が増すので、まだ「ゆるい」と感じられる程度で止めること。 煮詰めすぎて焦がさないように注意する。  

*ジャムをすぐに食べる場合には、清潔な空きびんやタッパーなどに入れ、冷蔵庫で保存します。 長期保存する場合には、ジャムが熱いうちに、きれいに洗ったジャムびんにつめ、蒸し器などで20分間ほど加熱滅菌します。→ こちらのホームページが参考になります。
*ペクチンを加えるときは、必ずグラニュ糖などの砂糖と混ぜ合わせてから添加してください。 ペクチンを単独で加えると、まちがいなくダマができて失敗します。
*ペクチンを添加しなくても、ジャムは簡単に作れます。 ただしこの場合は、煮詰める時間を少し長めにする必要があります。
*煮るときに木杓子で果肉をつぶすと、均一なジャムに仕上がります。 逆に、なるべくつぶさないようにして煮ると、果肉の形が残り、プリザーブスタイル風になります。
*ジャム用の砂糖としては、グラニュ糖が無難です。 これは、素材の味を生かすクセのない甘味と、非還元糖であるため、着色しにくく、きれいに仕上がると考えられるためです。 ただし、もしもグラニュ糖がなければ、普通の砂糖(上白糖)でも、特に問題はないようです。 ハチミツや水あめを入れる場合もあるようです。 アスパルテーム(パルスイートなど)やトレハロース、スクラロースなどを入れても面白そうですが、費用がかかるので、試していません。