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キウイフルーツ果実の構造

 キウイフルーツ果実は、皮と可食部とに分けられる。皮は、正式には「表皮」という。可食部は、外側から順番に「外果皮」、「内果皮」および「果心」に分けられる。

 外果皮・・・・・表皮から外部維管束までの部分。種を含まない。シュウ酸カルシウムの束晶は、ほとんど存在しない。

 内果皮・・・・・外部維管束から果心までの部分。種を含む。子室や隔壁などの構造を有する。シュウ酸カルシウムの束晶は、そのほとんどが内果皮の子室に含まれている。

 果心・・・・・クロロフィルやカロテノイドなどの色素に乏しく、白色を呈する。外果皮や内果皮と比較して、タンパク質分解酵素であるアクチニジンの含量が少ない。

 参考文献: 果樹園芸大百科 12 「キウイフルーツ」 農文協 編 (農山漁村文化協会)