その分子量は 23,809 であり、また等電点は 3.0〜3.5(実験値)あるいは 4.3(理論値)である。 |
30
60
LPSYVDWRSA GAVVDIKSQG ECGGCWAFSA IATVEGINKI VTGVLISLSE QELIDCGRTQ
90
120
150
180
210
赤字・下線で示した22番目のシステイン残基と、162番目のヒスチジン残基は、アクチニジンの活性中心(活性部位)を形成している。 |
20
Leu-Pro-Ser-Tyr-Val-Asp-Trp-Arg-Ser-Ala-Gly-Ala-Val-Val-Asp-Ile-Lys-Ser-Gln-Gly-
40
60
80
100
120
140
160
180
200
220
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(注) アクチニジンには、少なくとも6種類のアイソザイムが存在しているため、アミノ酸配列が上記とは若干異なるアクチニジンも存在することになる。 |
なお、アクチニジンのアミノ酸配列は、パパインやブロメライン、コメに含まれるオリザインなどのほか、細胞小器官であるリソソームに含まれるプロテアーゼ(カテプシン類)とも高い類似性を示す。
これらのタンパク質とアクチニジンとでは、どの程度のアミノ酸残基が同じか(ホモロジー、相同性)を、パーセントで示すと、 パパイン(Papain)とは47%、 ブロメライン(Bromelain)とは46%、 ショウガプロテアーゼ(Ginger protease, GP-T・GP-U)とは57〜59% コメに含まれるオリザイン(Oryzain)とは50〜60%、 ヒトのカテプシン S、L、H (Cathepsin S, L, H)などとは39〜46% となる。 タンパク質の相同性検索(ホモロジーサーチ)をするなら、こちら(NCBI BLAST)またはこちら(PBIL)からどうぞ。 |