小林39 (Kobayashi 39)

(静岡県 小林農園 より提供)

この品種は、紅心(河西79-1)の自然交雑実生から、静岡県庵原郡富士川町の小林利夫氏によって育成され、2,000年に登録されたものです(登録番号第 8450号) 。 紅心と似ていますが、果形が短台形である点や、追熟に日にちがかかる(言いかえれば日持ちに優れる)点などで、異なっています。 果芯周囲の赤色色素も見られないようです。 アクチニジン含量は普通で、ビタミンC は豊富に含まれています。 食味は紅心と似て良好であり、紅心よりも日持ちが良いため、有望な品種だと思われます。富士市で開発されたため、「フジゴールド」という名称で商標登録されています。