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レシピ No. 4  キウイフルーツ&りんごジャム

 「キウイフルーツとりんご」というのは、だれでも思いつきそうな平凡な組み合わせですが、これがなかなかおいしくて、また、薄緑色の上品なジャムに仕上がります。
 使うりんごの品種にもよりますが、酸味が少ないと思われる場合には、レモン果汁か食品添加用のクエン酸などを加えた方がいいかもしれません。
 このジャムを作る上で最も重要なのは、「いかにしてりんごの褐変を防ぐか」ということです。 下記の方法では、手早く加熱することにより、褐変の原因となるポリフェノールオキシダーゼという酵素を失活させています。 より慎重に行う場合には、皮をむき芯を取ったりんごを電子レンジにかけ、酵素を失活させてから処理する方法もあります。 この場合には、りんごをすりおろして入れることも可能です。 失敗して褐変したジャムの写真はこちら
用意するもの(材料)

キウイフルーツ  (グリーン) 中型 3個
(果肉250gに相当)

りんご  180g (中型 1個)

グラニュ糖  140〜160g

ペクチン  3g (なくても可)

(近所でペクチンが見つからない場合は以下のネット販売でどうぞ)


 
用意するもの(器具)

ホーロー鍋 あるいはステンレス鍋  (直径15〜18cm)
(鉄やアルミの鍋は不適)
ペティナイフ(包丁)まな板
木杓子
あく取り
料理用はかり
レードル(お玉)

1.キウイフルーツ果実を洗った後、皮をむく。 枝付部分(果梗部)の硬い組織は、必ず除くこと
写真準備中
2.キウイフルーツ果肉をいちょう切りにして、鍋に入れる。
写真準備中
3.グラニュ糖半量(70〜80g)を鍋に入れ、中火にかける。 写真準備中
4.3と同時進行で、りんごの皮をむき、果肉を適当な大きさに切って、すばやく鍋に入れる。 (この操作はすばやく行わないと、りんごが褐変し、茶色いジャムになってしまうので注意。)
写真準備中
5.木杓子で混ぜながら、焦がさないように加熱する。

6.沸騰したら、あくを取りながら弱火で5分間ほど煮る。
7.残りのグラニュ糖(70〜80g)とペクチンとをよく混ぜ合わせてから鍋に入れ、すばやくかき混ぜる。
8.弱火でさらに3〜5分間煮詰め、少し粘りが出てきたらできあがり。 煮詰めすぎて焦がさないように注意する。
*ジャムをすぐに食べる場合には、清潔な空きびんやタッパーなどに入れ、冷蔵庫で保存します。 長期保存する場合には、ジャムが熱いうちに、きれいに洗ったジャムびんにつめ、蒸し器などで20分間ほど加熱滅菌します。→ こちらのホームページが参考になります。
*ペクチンを加えるときは、必ずグラニュ糖などの砂糖と混ぜ合わせてから添加してください。 ペクチンを単独で加えると、まちがいなくダマができて失敗します。
*ペクチンを添加しなくても、ジャムは簡単に作れます。 ただしこの場合は、煮詰める時間を少し長めにする必要があります。
*煮るときに木杓子で果肉をつぶすと、均一なジャムに仕上がります。 逆に、なるべくつぶさないようにして煮ると、果肉の形が残り、プリザーブスタイル風になります。